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ナポリピザには厳しい製法の基準がある?

ピザというと皆さんはどういう形を思い浮かべるでしょうか。
柔らかい生地を使ったうえで、丸く引き伸ばし、そして縁だけが厚いという形が一般的です。
実はこうしたピザは、本場イタリアではナポリピザと呼ばれています。
今回はナポリピザの作り方について説明していきましょう。

■ナポリピザは無形文化遺産!?
実はナポリピザは世界無形文化遺産に登録されています。
世界遺産で有名なユネスコは、世界の食文化を守るために無形文化遺産の登録も熱心に行っています。
日本でも2013年に和食が無形文化遺産になったことで話題になりました。
ナポリピザも貴重な文化としてユネスコに認められたのですが、これをきっかけにナポリでは厳格に文化を守るためにナポリピザの基準を設けることにしました。
今回はその基準をもとにナポリピザの製法を紹介していきます。

■ナポリピザは手で伸ばそう
まずナポリピザの生地に使われるのは小麦粉と水、味付けのための塩、そして膨らますための酵母です。
これらを手で混ぜて、練りに練った末に粘り気のある生地を作っていきます。
できあがった生地を冷蔵庫などで寝かせ、さらに常温に戻した後に生地を伸ばしていきましょう。
この際、麺棒などは使ってはいけません。
ナポリピザの命は厚みのあるコルチニョーネ(縁)ですが、これは生地を手で広げないと作れないものです。

■ナポリピザはシンプルかつ奥が深い
できあがった生地にトマトソースを伸ばしていきます。
自宅で作る分には市販のトマトソースでもかまいませんが、本場イタリアではトマトの果肉をある程度残したほうがおいしいとされています。
手間暇をかけるならソースは生のトマトを使って一から作ったほうが良いでしょう。
モッツァレラチーズの大きさも決まっており、人差し指大にスライスするのがベストです。
具材を乗せたら高温の窯で焼いていくのですが、この際焼き時間は一分から1分半と決められています。
ナポリピザは外はカリカリ、中はモチモチとした触感を味わう食べ物です。
そのため、短い焼き時間で一気に焼き上げなくてはいけません。
それでいてピザの底の部分までしっかりと焦げ目が付いていなければいけない、、縁が1cmから2cmまで膨らんでいないといけないという基準もあります。
ナポリピザはこのように単純でありながらとても難しい料理と言えるでしょう。

■まとめ
皆さんの中には余裕ができたらピザ専用の窯でピザを作ってみたいという方もいるかもしれません。
もし自宅に窯ができたら、本格的なナポリピザに挑戦してみてはいかがでしょうか。

令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成

2023.04.27
カテゴリー:ピザのお話し

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