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家族との休日のランチやディナー、友達と集まるパーティーや職場での慰労会などの席に頼みたくなるのが宅配ピザです。
熱々のピザが短時間で届けられるのは、とても便利で嬉しいサービスではないでしょうか。
そんな宅配ピザはいつ頃から始まったのか、その歴史について紐解いていきましょう。
■宅配ピザはアメリカ生まれのサービス
ピザが発祥した本場といえばイタリアです。
イタリアでは、宅配ピザというサービスは根付いていません。
なぜなら、イタリアではピザは専用の窯で高温で一気に焼くスタイルが主流です。
そのため、家庭のオーブンでは作れないので、ピッツェリアと呼ばれるピザ専門店へ食べに行きます。
自宅でピザを食べる習慣があまりないため、宅配ピザは流行りません。
宅配ピザのサービスが生み出されたのは1960年代のアメリカです。
当初は学生街にあるアパートへの配達から始まったようですが、どこに行くにも車で走らなくてはならない広いアメリカでは、ピザ店から配達してくれるサービスは重宝され、瞬く間に広まっていきました。
「注文を受けたら30分以内に配達する」といったサービスも提供され、人気を集めていったのです。
■バブル期に日本にも誕生
日本がバブル景気に踊らされていた1985年に、東京の恵比寿に日本初の宅配チェーン店が誕生しました。
アメリカでビジネスとして成功を収めていた宅配ピザのスタイルを真似、「電話を受けてから30分以内にお届け」といった売り込みで、少しずつ浸透していったのです。
日本には出前の文化があり、それまでも寿司や丼、そばやうどん、ラーメンなどが配達されていました。
洋食の出前サービスは少なく、しかもスピード配達がウリということで、人気を集めていきました。
ピザチェーンは、その後続々と増えていき、テレビCMなども提供され、全国的に展開されていったのです。
■アメリカンピザからナポリピザへ
ピザチェーン店が1つの地域でも複数展開して競争が激しくなってきた頃、新たに参戦してきたのが、石窯で焼くナポリピザのお店です。
オーブンで焼き上げるアメリカンピザとは異なり、より本格的なピザを届けるお店が誕生したのが、2000年代に入って登場したのでした。
■まとめ
イタリアではピッツェリアに食べに行くのが基本で、自宅に宅配してもらう文化は根付いていません。
宅配ピザが誕生したのは、1960年代のアメリカです。
日本の宅配ピザ第一号は、1985年に東京の恵比寿に誕生しました。
30分以内にお届けのサービスが人気を集め、チェーン店もどんどん増えていきました。
2000年代に入り、石窯で焼くナポリピザを宅配するお店が登場します。
令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成