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イタリアは言わずと知れたピザが有名な土地です。
世界ではたくさんのピザが食べられていますが、スタンダートなピザ生地の作り方や味付けの仕方はおおむねイタリアで生まれたものばかりです。
では、なぜここまでイタリアのピザが世界に広まっていったのでしょうか。
今回は、イタリアのピザが世界的に有名になっていたプロセスについて見ていきましょう。
■ピザの発祥はイタリア?
世界に知れ渡っているものがその国を発祥としているケースは珍しくありません。
たとえば、野球はアメリカで生まれたものですが、そのアメリカは世界で最も野球が盛んな国です。
これと同じように、ピザづくりが盛んなイタリアはピザの発祥の国なのでしょうか。
厳密にいうと、必ずしもピザがイタリアで生まれたとは言い切れないようです。
というのも、小麦粉を引き伸ばして窯などで焼いて食べる、というスタイルは昔からありました。
これ自体はどこが発祥とは言い切れないものです。
もっとも、小麦粉を引き伸ばして作った生地にトマトソースを付け、さらにチーズを乗せて焼くという今日のピザの原型を作ったのがイタリアであることは間違いありません。
16世紀頃に開発されたピザはやがてイタリアの国民食となっていきました。
■ピザは移民が広めた?
こうしたイタリア流のピザが世界に広まっていったのは20世紀のことだとされています。
理由はこの時期にイタリア人がアメリカへと移り住んだことでした。
この時期のアメリカには世界中から多くの人々が移り住んでいたのですが、同時に食文化も輸入します。
イタリアのピザもその一つで、当初はイタリア人たちが集まって暮らす街でのみ食べられるものに過ぎませんでした。
やがて1950年代になるとそのおいしさと手軽さに気づいたアメリカ人たちがこぞってピザ屋を開店し、一気に広まっていきます。
■日本にはどうしてピザが定着した?
一方で、日本にピザが広まるにはかなり時間がかかりました。
イタリア料理店自体は戦後すぐにできたのですが、ピザ自体は日本人にとって馴染みのない料理のままでした。
それが1980年代になるといわゆる「イタ飯」ブームが起きます。
そして、イタリアンの一つであるピザが一気に日本に定着していくようになりました。
■まとめ
ピザがここまで広まったもう一つの理由としては、材料がどこでも手に入るというのも挙げられるでしょう。
小麦粉、トマトソース、チーズはどこでも食べられているものです。
どこでも作れるのにおいしいというのも、イタリア流のピザが有名になった理由の一つと言えます。
令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成