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あなたは、ビスマルクピザを食べたことがありますか。
そんな名称のピザは知らないという方も多いかもしれません。
ビスマルクピザは、卵が乗っているピザのことです。
それなら食べたことがあるという方もいることでしょう。
エッグピザや温玉トッピングピザではなく、ビスマルクピザと言うのはなぜなのか、その由来を探っていきましょう。
■ドイツの鉄血宰相の名前が由来
ビスマルクピザのビスマルクは、ドイツ帝国で鉄血宰相と呼ばれていた、オットー・フォン・ビスマルクから来ています。
ビスマルクといえば、世界史の教科書にも出てきたビスマルク体制やビスマルク外交でも有名です。
ヨーロッパ全体を次々に取り込んでいった人物で、ドイツ帝国に栄華をもたらしました。
もっとも、なぜイタリア発祥のピザにドイツ宰相の名前が付けられているのでしょうか。
これも、歴史の教科書で見覚えがある1882年に締結された三国同盟が発端です。
三国同盟はドイツとイタリア、オーストリアの同盟です。
ビスマルクはビスマルク体制や三国同盟で、イタリアでも力のある政治家として有名になりました。
実はビスマルクは卵が大好きで、ステーキに目玉焼きを乗せたものを好んで食べたとのことです。
そこで、料理に目玉焼きをトッピングしたものをビスマルク風と呼ぶようになります。
ビスマルクピザはビスマルク風ピザとも呼ばれ、ピザに目玉焼きをトッピングしたものを呼ぶことになったのです。
■ビスマルクピザの作り方
ビスマルクピザは、作り手やお店により、トッピングされる具材はさまざまですが、最もベーシックなビスマルクピザは、ピザ生地にチーズとトマトソース、卵、生ハムを使ったものです。
まずピザ生地にトマトソースを塗り、真ん中に卵を割り落とします。
卵を囲むようにチーズを乗せたら、卵が半熟にとろける感じに焼き、生ハムを乗せて完成です。
そのほか、アスパラなどの具材をトッピングしたタイプもあります。
■日本人も好きなテイスト
日本では、卵を乗せたビスマルクピザは、あまり馴染みがないかもしれません。
ですが、日本人は何かと半熟卵や温玉乗せを好み、とろける黄身とのマリアージュを楽しむのが好きです。
なので、気に入る方は多いのではないでしょうか。
■まとめ
ビスマルクピザは、卵をトッピングしたピザで、卵好きであったドイツの鉄血宰相ビスマルクが由来です。
当時、ビスマルク体制でヨーロッパに勢力を及ぼし、イタリアとも三国同盟を結んだことで、イタリアでも有名な政治家でした。
令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成