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皆さんは普段何気なくピザを食べているでしょう。
マルゲリータやビスマルク、クワトロフォルマッジなど、今ではいろいろなピザをあちこちで食べることができます。
ところで、こうしたピザの名前がどこから来ているか、皆さんは答えられますか。
今回は普段はあまり気にかけないピザの名前の由来について見ていきましょう。
■そもそも「ピザ」の由来はどこからきている?
大抵の料理の名前には由来があるものです。
たとえば、ハンバーグは発祥となったドイツのハンブルグから来ています。
では、ピザ(pizza)の由来は何なのでしょうか。
実はこれははっきりとしません。
本場のイタリア人たちも何気なくピザと言っているだけで、元になった言葉を意識せずに使っています。
もっとも、これが一番近いのではないか、という説としてラテン語から来ているというものがあります。
イタリアは、もともとローマ帝国があった場所で、ラテン語を公用語としていました。
ラテン語にはpinsareという「平たくする」の意味を持った言葉があり、それがイタリア語に置き換えられてpizzaになったという経緯があるそうです。
■マルゲリータは王妃が作った名前というのは嘘?
続いて最もポピュラーなピザであるマルゲリータについて見ていきましょう。
トマトソースの上にバジルを乗せたマルゲリータは簡単に作れるため、世界中で愛されているピザの一つです。
皆様の中には、このマルゲリータの由来についてご存知の方もいるのではないでしょうか。
イタリアの王妃であるマルゲリータがナポリを訪れた際にこのピザを食べ、絶賛した結果マルゲリータと名付けられたという伝説です。
実はこの逸話は今ではだいぶ誇張されているということが明らかになっています。
確かに、マルゲリータ王妃がナポリを訪れた際にピザを食べて舌鼓を打ったというのは事実です。
もっとも、このことがきっかけでピザにマルゲリータという名前が付いたという記録は残されていません。
では、こうした伝説はどこから広められたのでしょうか。
真相は、20世紀初頭に開かれた「ピッツァリア・ブランディ」という店がマルゲリータを売り出すために、この伝説をでっち上げたという説が有力なようです。
■まとめ
今回は有名なマルゲリータの逸話が実は嘘だったのではないか、という話を紹介しました。
皆さんが普段何気なく食べている料理の名前もよくよく調べたらおもしろい逸話が眠っているかもしれませんから、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成