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ピザといえば、イタリアを思い起こす方もいれば、アメリカンな宅配ピザを思い起こす方もいるかもしれません。
ピザはどのようにしてでき、広まっていったのか、その歴史や起源について見ていきましょう。
■ピザの原型は紀元前から
ピザ生地の原型となる食べ物は、紀元前から作られていたと言われています。
ギリシャやトルコなどで平たいパンが作られていました。
その当時、パンを平たく作っていたのは、食事の際のお皿代わりにしていたからと言われています。
今のような、モチモチやサクサクではなく、皿として使う硬いものでした。
■コロンブスのアメリカ大陸発見が起源に?
ピザといえば、トマトソースが塗られているのが一般的ですが、今でこそイタリアでもトマト栽培が盛んですが、トマトはもともと南米原産の野菜です。
イタリアにはなかったトマトを持ち帰ってきたのが、イタリア出身の探検家のコロンブスです。
持ち帰った当時は、赤いトマトには毒があるなどと噂され、きれいなトマトを鑑賞用にしていたとされています。
コロンブスがトマトをイタリアに持ち帰ったのは16世紀頃のことですが、イタリアでトマトを食べるようになったのは、18世紀頃と言われています。
貧しくて食べるものにも困っていた人たちが、トマトを調理し、平たいパンに乗せて食べたのが、イタリアのピザの起源にもなったというわけです。
■マリナーラの誕生
日本ではあまり馴染みがないですが、イタリアではマリナーラと呼ばれる、チーズなしのピザが親しまれています。
トマトソースのみ、にんにくとオレガノを乗せて焼かれたピザです。
チーズを乗せたピザよりも先に、マリナーラが親しまれるようになっていました。
■マルゲリータの誕生
今やナポリピザを代表するピザとなったマルゲリータが誕生したのは、19世紀にイタリア王国の国王ウンベルト1世とマルゲリータ王妃がナポリを訪れた時のことです。
イタリア王国の国旗のカラーであるトリコロールカラーを表現しようと、薄いパンにトマトソースの赤、バジルの緑、モッツァレラチーズの白を乗せて表現したと言います。
マルゲリータ王妃がいたく気に入ったことから、このピザはいつしかマルゲリータと名付けられました。
■まとめ
ピザは皿として用いられていた薄いパンに、コロンブスがアメリカから持ち帰ったトマトをソースとして乗せたのが起源です。
その後、マルゲリータ王妃にトマトソース、バジル、モッツァレラチーズを乗せたピザが提供され、現在のピザのルーツができあがっていきました。
令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成